おしゃれな大人の世界を経験できるバイト
大学生といえば在学中に20歳を迎えるちょうど大人への階段の第一歩となる時期です。
この時期は大人の世界の仲間入りをすることに興味を持つころでもあり、そんな意識からバーテンダーのような大人が多く集まる場所で働きたいという希望も高くなります。
バーテンダーの仕事はたくさんのお酒の種類を覚えてそこでお客さんの希望するアルコール類を提供することです。
本格的なバーに行くと難しいカクテルなどを作って提供してくれたりしますが、簡単そうに見えてもそれらを確実に作るための技術というのはかなり熟練の技が必要です。
バーテンダーとしてアルバイトが募集されている場合、いきなりカクテルを作ったりすることまでは任せられるわけではなく、最初は簡単なビールや料理の配膳などといった仕事から始めることになります。
しかし本人のやる気次第によっては少しずつお酒の種類や作り方を教えてもらえるようになり、しばらく継続して仕事をしていくことにより接客やカクテルのおすすめなどといった本格的な仕事を任されるようにもなります。
バーテンダーは見た目や印象がカッコいいということだけでなく、仕事を通じて接客の基本を学習したり、人脈を広げたりしていくことができます。
社会勉強をするという意味では最も大学生に適した仕事と言えるかもしれません。
度胸が身につく仕事でもある
お客としてバーに入ってみると、カウンターの奥にいるバーテンダーさんというのは年齢にかかわらずとても落ち着いていてスマートに見えます。
これはお店の薄暗い雰囲気や、居酒屋のような喧噪のないお店作りがそういったふうに見せているというのもありますが、それ以上に店員スタッフ一人ひとりの意識によるところが大きくなります。
参考>>憧れのバーテンダー・ホテルスタッフから学ぶプチ自慢ワザ
バーテンダーの仕事は一応は注文を聞いてその内容の通りのものを出すということですが、実際の仕事ではそれ以外の居心地を演出するという部分の方がより高い技能を求められます。
居酒屋のホールとバーテンダーの仕事の違いはお客さんとのコミュニケーションの濃さで、より細かい気遣いができるかどうかということがバーテンダーとしての腕前に直結してきます。
人気のあるバーテンダーというとカクテルの大会に出場して優勝するような技術のある人というふうに思いますが、実際にはそうした派手さよりもむしろそのお店に溶け込むことができるようなさりげない存在感のある人の方がより職業的には優秀ということになります。
仕事を通じて人脈が広がるのも魅力
バーテンダーとして職場は、ビルの一室などにある専用のお店のほかに、ホテルのラウンジやライブハウスのバーエリアなどいくつかのところがあります。
そうした場所では、意外な有名人が多く訪れたり、大きな会社の経営者やそうした社会的立場の高い人も多く訪れます。
バーテンダーとして仕事をするときには、そこで見聞きした情報をむやみに外部で話さないということも重要になってきます。
出会いの場でもあるバーなので、そこで知り合った常連さんからいろいろお得な情報を仕入れることができたり、そこからつながる太い人脈が作れたりすることもあるでしょう。