意外に体力が必要なカラオケバイト
一時期の爆発的なブームは去ったとはいえ、まだまだ若者から人気のあるレジャー施設として数多く運営されているのがカラオケルーム(カラオケ)です。
カラオケは大手企業を中心に、求人サイトで常に募集が出されているような人気の職種となっています。
居酒屋やファミレスのような飲食店と異なり、それぞれが個室の中に入りそこで自由に時間を過ごすのがカラオケなので、比較的仕事は暇で忙しくないかのようなイメージもあります。
しかし実際にはまったく逆で、経験したことがある人たちは決まって「とても体力のいる仕事だった」「忙しすぎてほとんど休む間もなかった」というような感想を漏らしています。
通常カラオケというのは複数階にまたがるたくさんの部屋があるビルで営業されていることが多く、店員として勤務をする場合には何度もその階段を上り下りしていかなくてはいけなくなります。
カラオケの多くはワンドリンク制をとっていますが、実際にはとてもオーダーされる件数は多く、ひっきりなしにあちこちの部屋に注文を届けないといけなかったりします。
ですのでもし「暇そうだから」といった理由でカラオケのバイトをしようと思っているならそれはまったく当てが外れることになるのでやめておいた方がよいでしょう。
接客はあまりないが注文が多い
ただし居酒屋などとカラオケの仕事が異なるのが、直接的な接客を必要とする場面が少ないということです。
カラオケでは注文を受けるときには基本的には電話を通じて行うか、最近ではパネルなどから注文ができるようになっていたりします。
ですので基本的にはアルバイトはそこで受けた注文を素早く作り、それぞれの部屋に届けるということが主な業務になります。
飲食店と異なり厨房スタッフとホールスタッフが完全に分けられているということはあまりなく、準備されている食材を用意してそれぞれに部屋に届けるということも仕事となってきます。
それとカラオケバイトで一番大変と言ってもよいのが酔っ払いへの対応です。
酔っている人を相手にするのは何かと面倒なものですが、それが高じて室内の物品を壊したり激しく汚損したりすることもしばしばあります。
そうした場合の話し合いや清掃も業務に含まれてくるので、特に時給額が高い深夜シフトのカラオケバイトには注意が必要です。