意外と難しい面接をするときのマナー
採用のための面接のメインとなるのは当然担当者との面談です。
ですがそうした面談の内容だけで採用・不採用が決まるのであればいちいちお店や会社に行って顔を合わせる必要はありません。
あえて採用のプロセスとして面接という方法がとられている理由は、これから一緒に働くことになる人を直接目の前にすることで、身なりや言葉遣い、基本的なマナーができているかということをチェックしたいという意図があるからです。
なので仮にアルバイトであっても身なりや態度で手抜きをすることなく、相手にとって失礼のない言動ができるように準備をしておくべきでしょう。
もっとも正社員の採用試験ほどに厳しくみられることも少ないですし、「まだ学生だから」ということで少々のことは大目に見てもらうこともあります。
大切なのは基本的なビジネスマナーをしっかりと勉強しておき、多少はぎこちなくてもそれをしっかりと実践しようという心構えがあることを示せるかどうかということです。
またもし失礼があった場合などには素直に謝って訂正をするということも忘れないようにしておきましょう。
ノック・お辞儀・挨拶を忘れないようにする
面接時のマナーとして最も大事なのが「ノック」「お辞儀」「挨拶」の三つです。
全体の流れとしてはまずは時間通りにそのお店や企業を訪れて、面接が行われる部屋に案内してもらいます。
そこで最初に室内に入る前に軽くノックをして中から返事があったら扉を開けて入っていきます。
入ったらまず「失礼します」と挨拶をしてから扉をしっかり閉じます。
このとき後ろでで扉を見ずに閉めたり乱暴に閉じたりしないようにしましょう。
一つ一つの動作で焦る必要はないので、ゆっくり落ち着いて行うようにするというのがポイントです。
入ってから担当の人の近くに移動してから改めて頭を下げて、そこで自分の名前を名乗っていきます。
お辞儀をするときにも歩きながら頭を下げたりするのは厳禁で、きちんと立ち止まって両足をそろえた状態で45度くらいの角度で姿勢よく頭を下げます。
面接は座って行うことがほとんどと思いますが、相手から促されるまで勝手に座ったりしてはいけません。
椅子に座るときも足を組んだり姿勢を崩したりすることはせずに、しっかり背筋を伸ばして相手の目をみて話すようにしましょう。
面接が終わったら立ち上がって椅子のわきに立ち、最初に挨拶をしたときと同じようにお辞儀をして「ありがとうございました」と言います。
最後に扉から出るときも焦らず、まず扉のわきで一例して「失礼します」と言ってからドアに体を向けて出ていくようにしましょう。
ドタキャンは問題外、遅刻をするときは連絡をして
アルバイトの面接の現場でとてもよく聞かれるのが「連絡をしてきた面接希望者が当日現れない」というドタキャンです。
これはどうせそこで働くわけではないし、と言った甘い考えによるものなのでしょうが採用担当者にしてみればわざわざ他の仕事を中断して時間を作っているのに非常に失礼な行いです。
確かにそれをしたからといって何か直接的な実害があるわけではありませんが、それを平気でやってしまうという感覚自体がその後のビジネスの世界での生活の難しさを感じさせます。
もし急に体調が悪くなったり事情ができたりして約束の時間には行けないということになった場合には、速やかに電話をして丁寧に謝罪をするようにしましょう。