電気量を抑えるためのポイント
電力自由化が社会的に広がるにつれ、普段使用する電気代についてのコスト意識もかなり高く持たれるようになってきました。
大手電力会社では一か月あたりの電気量がいくらになるかを適時確認することができるアプリも提供しており、どういった製品を使用したときにどのくらいの金額がかかるかということを視覚的に把握することもできるようになっています。
一人暮らしの場合には自分が今使用している電力以外は不要ということになりますので、いかに無駄な電気を使わないようにするかということがポイントになってきます。
電気代を節約するためのまず大前提となるのが「使っていない場所の電気は細かく消す」ということです。
自分がいる居室以外の通路やトイレ、ふろ場などの電気がつけっぱなしになっていないかということをしっかり確認しておくとともに、こまめに電気を消すという習慣を心がけていきます。
テレビを見ながらインターネットをしたりといったながらの行動も無駄な電気を流しっぱなしにすることになります。
このテレビが消費する電力というのは家電製品の中でもかなり高いものなので、特にどのタイミングでつけたり消したりするかということは考えていきたいところです。
待機電力を減らして細かく節約
電気量の節約をするときに気を付けたいのが待機電力をなくすということです。
待機電力とは、その電化製品を使っていないけれどもすぐに電力が入れられる状態にするために内部で電気がついたままになっているという状態のことです。
わかりやすいのがテレビで、リモコンでスイッチが入るように電気がついたままになっている待機状態がよくとられています。
一人暮らしの場合には日中長い間部屋を不在にすることもありますから、そうした数時間使わないことがはっきりわかっている電化製品は主電源部分を切っておくということで節約になります。
他にもDVDやBDデッキのようにリモコン式のものは大抵待機電力がかかるようになっているので合わせて使用しない電力を消すようにしていきたいところです。
またエアコンなど、特定の季節にしか使わない家電の場合、コンセントを差しっぱなしにしているとそれだけで電力が消費されていってしまいます。
一般的な家庭用のエアコンの場合、冬の間使わないエアコンのコンセントを抜いた場合とそうでない場合とで約100円ほどの節約になるといわれています。
たった100円と思うかもしれませんが、これが何年か続いた場合には大きな金額になってくるので馬鹿にせず細かくやっていきたいことです。
パソコンを使う人に知っておいてもらいたい節電法
大学生なら普段レポート作成などの作業にパソコンを使用しているという人も多いことでしょう。
最近のパソコンは起動に時間をかけないようにスリープモードにすぐに入れるようになっていますが、この待機状態は電力を少しずつ消費することになります。
しかしパソコンを完全にシャットダウンしてから再び起動させるときにも多くの電力を消費するので、場合によってはスリープモードにしておいた方が電力の節約になることもあります。
目安となるのが使用しない時間が1時間半以上であるかどうかということです。
だいたい2時間くらいを目安に時間内に使用することがわかっているようならパソコンはシャットダウンせずスリープモードにしておいた方がよいとされています。